
家族で旅行しようと思い立ち、実家の両親と夫と4人で茨城の大洗へ。
海が見えるところがいいなー。
あと、大洗はあんこうが有名らしいので、あんこう鍋食べよう。

宿は、「里海亭」。

海沿いに建っている小さなお宿で、リニューアルしてまだ数年とのこと。

モダンなロビー。

書棚には、小説やエッセイの他、建築や美術、絵本などが目立つ。

暖炉があるよー。
お茶請けは、地元の芋(さすが茨城!)を使った2色ようかん。
部屋も、スッキリしてるけど暖かいムードで落ち着くなあ。

キッチンもついてるのね。冷蔵庫にはネストビール!w

お風呂(海の水平線と湯船が交わるように設計されている…って、わかりづらい)にも
のんびり入って、湯上りのミニ缶ビール(もしくは瓶の牛乳!)をゴクリ。
さー、夕食だ~。

地蛸の釜上げ、湯葉しんじょ。
むちむちのやわらかい蛸には、ポン酢のジュレがかかっている。
夫の大好物だからよかったね~。しんじょも、ふわっふわ。

お酒は地元のものを数種。

かごに入った盃を選ぶのも定番だけど、やっぱりうれしい。
里芋の茶碗蒸し。

すりつぶしたものと卵液を混ぜてあるのか、むっちりした食感。
上には蟹の身とだしあん。
お刺身。
ひらめ、鯵、ボタンエビ、鰆…。

一緒に添えられた長いもとちぢみほうれんそうが、やたらにおいしい。
この手の野菜を刺し身と一緒に出すのは珍しいけど、野菜自体がおいしいと大歓迎!
パリパリと皮が香ばしい地鶏あぶり焼きには、「辛香みそ」なるものをつけて食べる。

こーれーは、ジューシーでめちゃうま!
付け合わせは、蒸かしたあずまにしき芋、自家製白菜漬け。
器やあしらいも、いちいちセンスが良い。

お酒もまだまだいきまっせー。
あんこうの身、あんきも、皮湯引きの盛り合わせ。

プチベールや赤カブ漬けが添えてあり、こちらもおいしい。
酢味噌だれでいただきまーす。
いよいよ、あんこう鍋!

美しい鍋は特注品だそうです。おおー、これほしいな…ステキ。

地元でとれる新鮮なあんこうを、厚切りにしてたっぷりと。
スープには、もちろん肝を溶かし入れます。
ここの特徴であるおいしい野菜もモリモリ食べるべし! セリとごぼうがうまいぞー!

シメには焼きもちを。
もちろん、ごはんや麺なども選べるのですが、母の熱烈なリクエストで餅…。w
いやはや、おいしかったーー!
もう1回風呂に入り、書棚から借りてきた本を読んで爆睡。
翌朝は、海辺を少し散歩してから朝ごはん。

たっぷりの葉野菜に、ゆで大豆。上には地元のたたみいわし。
3種の自家製ドレッシングから選んでかけます。

明らかにおいしいがんもどきと、ブロッコリーの煮物。
むー、だしがきっちりしてるなあ…。

ふっくらしたかます塩焼き、甘みがちょうどいいみりん干し。
それに、ベストなゆで加減のゆで卵。コレうれしい。

母は、「お風呂上りに飲む牛乳が飲みたいわー」と持ってきてもらっていたw

おひつには、ホカホカのごはんがたっぷりと。

焼き魚にゆで卵、大根おろし、納豆、炊き立てのごはん、しじみのみそ汁…。
なんと理想の朝ごはん…。ふるふる。
さらに風呂に入ったりしてから、のんびりチェックアウト。
やー、良いお宿だったな。
リニューアルしたときにセンスのいいアドバイザーを入れたのだろうけども。

帰りも海辺を散歩して、近くにある市場で魚や野菜をたんまり買う。
あんこう、さすがの迫力!
車で行くと、思う存分買えるのがすばらしいねー。