
学芸大学のイタリアン「チニャーレ」。
今や、なかなか予約困難なナウでホットな店となりましたが、
N姉妹が貸し切り予約をとってくれたときが私の初来店でしたなー。感謝!
行く前から聞いていたのは、
「信じられないくらいせまい。ぎゅーぎゅーに座って7席!」だそうで。
厨房も御手洗いも合わせて10平米とか??
せ、せまー!笑 でも、なんだか楽しいぞ!
コックピッドのような厨房は、
今はなき浅草橋「ビストロ・ラ・シブレット」を思い出す。

まずは泡を出していただきつつ、カンパーイ!

カウンターの上には、焼きたてアツアツのドライフルーツ入りのパン、
手打ちパスタのタヤリン、これから焼く巨大豚肉。う、うまげーーー!!!
お任せコースの一品目は、生牡蠣。

って…ぎゃーーーー。た、た、たまらん!!!
小粒だけどぷっくりふくらんだ身を見れば一目瞭然。ねっとり濃厚なうまみ…。

熊っぽいトーさん(東森シェフ)が、パンを切って出してくれる。
がさがさとナイフを入れると、ぶわっと立ち上る湯気。
こちらも生地自体がおいしいんだなあ…バターをのせて食べれば幸せすぎる。
松茸と白子のフリット。

下にはクスクス、紫玉ねぎ、ワイルドライス、食用菊のサラダ。
どわー。どわー。

ぷりぷりのムール貝。
これも貝の身が超ふっくら。だーっ、白ワインお願いします!!!

ソフトシェルクラブのフライなんぞもいただきまして。
ディルがたっぷり入ったタルタルに、しゃくしゃくの殻つきカニ…。
はーい、フォカッチャが焼けましたよー。

これまたアツアツ。
オリーブオイルの風味と、周囲に貼りついた岩塩の塩気がたまらない。
ありとあらゆるソースをぬぐって食べるぜ!
フォワグラとイチジクで箸休め。

甘いソースをからめて少しずついただけば、
メインへの胃袋アップが始まるってもんです(まだ食べる気満々)。

はいキターーー! 先ほどカウンターにあった豚肉が焼けたよー!
びっしりとハーブをまとったまま、少し休ませます。
切ると、断面は美しいロゼ色!!!!

じゅわっと肉汁に数種のハーブと粒マスタードを混ぜたソース。
もう泣いちゃう…。。

肉の付け合わせは、ジャガイモとにんにく揚げ。
パリッパリに揚げただけでもおいしいのに、
肉とからませながらなんて…(眩暈)。

自家製タヤリンは、うにのプッタネスカ仕立て。
うにとケッパーとオリーブとイタパセとトマト…平麺によく絡む!

デザートはパンナコッタだったかな。
いやー、この小さな空間が、私たちの興奮とときめきで満たされまくっていた!
この後、何度かおじゃまする機会があったけど、毎回すばらしい。
これからお店の形態が少し変わる(?)という噂はあるのですが、
もっとトーさんのお料理をいただいてみたいなあ。